
2007年、年間ベスト級です!!!
皆様、サイクルロードレースというスポーツをご存知でしょうか。
言葉を聞いたことはあれど、どんなスポーツか、どんなルールか、
どんなドラマがあるのか
知らない方が多いのではないかと思います。
現に私はこれっぽっちも知りませんでしたから。
ただ自転車で走ってタイムを競う競技なのかと思いきやそれは大間違い!
サイクルロードレースはかくも過酷で厳しい世界でとても魅力的なスポーツだったのです!!
いかにかは本作品21ページへGO!
主人公チカが陸上からサイクルロードレースへ転身するきっかけとなったある大会の風景が
描かれているのですが、ページにしてほんの6ページたらずのうちに
サイクルロードレースの性質や魅力がまるっとわかるうえに、「自分で確かめてみたい!」
という興味までがっつり与えてくれるのです。
残念なことにテレビで見ようと思っても野球などのようにいつでも見られるというものではないのです…。
テレビ局は「サクリファイス」を読んで、中継番組とかコーナーを作るがいいよ!
こうしてサイクルロードレースの魅力にどんどん引き込まれながら、
汗と涙、勝利と感動といったきれいごとだけじゃない、厳しさと本質が見えてきます。
スポーツ青春ものといえどもただじゃぁ終わりません。
クライマックスへ向かうにつれて物語が帯びてくるミステリー性は、怒涛の緊迫感と興奮!
そしてここにきてタイトルの意味「サクリファイス」=「犠牲」
という言葉がズシーンドカーンと響いてくるのです!!
「勝利はひとりだけのものじゃない。ぼくの勝利は、ぼくだけのものではない。」
この言葉に込められた事実、本当の意味に愕然となります!
重い!とんでもない重さがのしかかってきます。
なのにまぶしいくらいさわやかで、きれいに物語は終わるのです!
なんなんでしょうこの尊さは…!!!
自信をもっておすすめ致します。
なお只今「サクリファイス」イチオシ企画として、コーナーで展開中。
あわせて近藤史恵さんのほぼ全作品もそろえているので、
ぜひぜひお越しくださいませー♪
posted by 三省堂書店 京都駅店 at 11:35
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オススメ本!