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2007年08月30日

鈴木志保 『船を建てる 上巻』 秋田書店

な・・・なんと!

鈴木志保の『船を建てる』が復刊してるじゃないですか!

んま!なんてステキな。

こりね、ほんとうにステキなの。ステキって言葉じゃ

言い表せないくらいステキなの。

アシカのコーヒーと煙草。

二頭の暮らすつつがない日々。

絵の構図がセンスにあふれてて

もちろんセリフなんかもとっておきで、

そいからなんてったってコーヒーと煙草がキュートでプリチーで、

もう、たまんないわけです。

何度も何度も繰り返して読んで、

そのたびにあぁいいなステキだなって思いを新たにするんですが、

今回復刊されてまた読んだんですが、やっぱり良いの。

すんごいオススメですの!!!

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2007年08月29日

柴田よしき 『桜さがし』 集英社文庫

中学時代からの仲間である、歌義たち4人。

彼らの出会う事件と彼ら自身の物語を描いた連作短編集。

京都を舞台に描かれる謎と恋と友情。

京都のあれこれについての謎も多いので、

地元人ならではの楽しみもできちゃいます。

揺らぐ心と移ろう季節を鮮やかに切り取った1冊。

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2007年08月22日

清涼院流水 『成功学キャラ教授』 講談社BOX

…サブタイトルの「4000万円、トクする話」 というのに大変うさんくさい感じを

受ける方もあろうかと思います。

んがしかし!¥1575で4000万円分の価値のある(かもしれない)話を

聞けるとしたら安いもんではありませんか!

「成功本」を数百冊読んだという著者が、その共通点を

まとめて書いたビジネス書がこちらの「成功学キャラ教授」

講義は全部で10コマ。

この絶対成功法を実践すれば今日からあなたも成功者?!

ビジネス書というとちょっととっつきにくくて

難しい感じがするのですが、初心者にもわかりやすく書いてあるし、

間にマンガなんかも挿まれてて、入門書にぴったりです。

私も読み終わって気分はすっかり成功者です。フォッフォッフォッ。

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2007年08月19日

秋田禎信「カナスピカ」

少女と人工衛星の恋って一体どれだけ不思議なお話なんやろうと思いきや。

驚くほどまっすぐな青春小説でした!

内気な少女と、人工衛星の少年(人の形をとって意志疎通できる)が出会って

冒険してさようなら…という定番のボーイミーツガールな展開。

ちょっとSFチックなのが、チャームポイントといったところでしょうか。

幼さを隠そうとする背伸びとか傷つきやすさとか、なんというか

思春期のビミョーな心を丸裸にされた気分…(笑)

照れくさくてうずうずしちゃうんですが、どこか懐かしくもあったり。

とってもきれいな終わり方をしていて、透明感のある爽やかさが残ります。

 

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2007年08月18日

多島斗志之「感傷コンパス」

三重県の山奥にある分校に赴任することになった

新人教師の明子。

豊かでのどかな自然に囲まれた分校で、生徒や同僚教師、村人との

交流をゆるやかに穏やかに綴っています。

明子の一人称が主軸なんですけど、

小学校の生徒たちそれぞれののパートがちょこっと顔を出すのが

たまらなくキュンっとしてしまいます!

描かれている風景から伝わる懐かしさ、優しさ、和やかさが

とても鮮烈でみずみずしいのです。

 

 

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2007年08月15日

パトリシア・コーンウェル 『捜査官ガラーノ』 講談社文庫

パトリシア・コーンウェルの新刊が出ました!

しかも検死官シリーズではなく、新シリーズなのです。

主人公はなめらかな褐色の肌、漆黒の髪という美しい容姿をもつウィンストン・ガラーノ。

彼の上司である地区検事のモニーク・ラモントは

ウィンに20年も前の老女殺害事件を追うように依頼する。

モニークだけでなく、知事であるクローリーの政略によって

事件は複雑怪奇な色合いを見せるー。

ウィンの活躍も見所なのですが、私が個人的に興味津々なのは

彼の祖母。占い師なんですが、とっても魅力的。

ぜひともチェックしてみてください♪

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2007年08月11日

雑誌「別冊文藝春秋 2007年9月号」

むふふふふ。

皆様、この雑誌はチェックされましたでしょうか?

なんと、今をときめく我らが京大作家、森見登美彦氏と万城目学氏の

対談が掲載されちゃっているのですYOー!!

蟻をおそろにしちゃうお2人が大好きだ!!

蟻ってなに?

それは本紙を読んで確かめてください(笑)

他にも当店では『花宵道中』でおなじみ、宮木あや子さんの『泥ぞつもりて』が今号より連載開始。

『花宵道中』では江戸吉原を舞台にされているのですが、『泥ぞつもりて』は平安時代が舞台。

宮木さんの情感たっぷりな文章にぴったりな感じがしますよv

『花宵道中』と言えば、おかげさまで売上日本一を記録いたしました!

まだまだ売れています。松井今朝子さんの直木賞受賞作『吉原手引草』と

あわせてどっぷり吉原の世界に浸ってみませんか?

 宮木あや子『花宵道中』(新潮社)

*この「別冊文藝春秋2007年9月号」に限り、文芸書コーナーでお取り扱いしております。

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 12:45 | TrackBack(0) | オススメ本!

2007年08月10日

道尾秀介「ソロモンの犬」

読者の予想をことごとく軽〜く飛び越える仕掛けと構成では右に出るものなし!

これを道尾マジックと言うのである。

最新刊『ソロモンの犬』ですが、「「道尾さんってばっ!!!」 と地団太踏みたくなるくらい

トリッキーな仕掛け満載です!

『向日葵の咲かない夏』といい、『シャドウ』といい毎度毎度「やられた!!」 と思うんですけど

またしても・・・!!

道尾さんってば・・・っ!!!

年下の友人を亡くした大学生の仲良しグループ4人。

なんで彼は死ななければならなかったのか?

彼の死から2週間。

初めて4人で揃った彼らはそれぞれが抱えていた疑問を語り合う…。

少年が亡くなった事件の真相を突き止めようとするミステリーでありながら、

実は道尾さん初めての青春モノでもあるんですねー。

「まさか?!」な展開がドミノ倒しのように続く展開と、等身大の学生達の青春。

とってもさわやかなミステリーに仕上がっています。

そしてそして。出版社さんのご好意によりサイン本を頂きました。

お早めにお求め下さいませ。

最後に。

三省堂書店京都駅店は道尾秀介応援隊に加盟しております!!

(*応援隊は文藝春秋さん主催です)

てなわけで、文芸書コーナーでは道尾秀介さんコーナー展開中です♪

 

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 20:27 | TrackBack(0) | オススメ本!

2007年08月09日

赤井三尋 『翳りゆく夏』 講談社文庫

20年前に起こった新生児誘拐事件。

犯人と目された人物の娘が大手新聞社・東西新聞の内定を得た。

しかし、そのことを週刊誌がかぎつけ、スクープしてしまう。

東西新聞の社主の意向を受けた梶は単身

事件を再調査することになるー。

関係者に聞き取りを行っていくうちに

ある真相が見えてくるがー。

すこしずつ謎が解明されていく様がスリリングなのと、

この事件がどういう結末を迎えるのかと

ドキドキしながら最後まで読み終えることができました!

過去と現在が交差する様も丁寧に描かれてて

大変面白かったです。

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2007年08月05日

宮部みゆき「楽園 上・下」

日本ミステリー小説の女王はやっぱり宮部みゆき!!

もう何度目かも分からない納得と確信をさせる最新長編ミステリー発売です。

しかもあの『模倣犯』(新潮文庫1〜5巻)の続編でもあったりするのです。

あのピースこと網川浩一の罪を暴いてから9年後。

細々とライターの仕事を続けていた前畑滋子の元に飛び込んできた依頼。

「息子には本当にサイコメトリの能力があったのか?」

亡き息子を偲ぶ母の願いに背中を押されて調査を始める前畑。

しかし、それは16年前に起きた少女失踪事件につながり、

そして9年前の模倣犯事件へもたどり着く…。

息を呑む展開に心拍数が跳ね上がります!

心臓がドクドク鳴ってクライマックスまで一直線!

怒涛の展開と人情話でもおなじみの宮部さんならではの終わり方。

うーん!やっぱり宮部みゆきさんはいいなぁ!!!

『模倣犯』事件から9年間、前畑滋子が背負い続けてきた様々な思いが

決着する『楽園』。

『模倣犯』を読んだ人は読まずにはいられません!

『楽園』へかける宮部さんのコメントは文藝春秋さんのこちらのページへどうぞ。

 

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2007年08月02日

佐々木譲 『笑う警官』 ハルキ文庫

札幌市内のアパートで婦警が殺されているのが発見される。

彼女と交際のあった津久井巡査部長に対して

拳銃の使用許可が出された。

しかし、彼の無実を信じる佐伯らは独自の

調査に乗り出すことに。

警察機構の裏と、警察官の正義を描いた一冊。

警察小説の良作なので未読の方はぜひ!

・・・と、言いたいところなのですが、すみません。

実はただいま在庫が切れてしまっております。

注文中ですので入荷をお楽しみに!!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 14:22 | TrackBack(0) | オススメ本!