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2007年06月30日

桜庭一樹「青年のための読書クラブ」

少女にレトロモダン。

漂うあやしげな禁断の香り。

どこか不思議な世界に構成の妙技。

桜庭一樹さんワールド全開ムンムンの最新刊です!

桜庭一樹小説ビギナーの方々に入門書としておすすめしたい1冊。

桜庭さんといえばこれ!という要素がきっかり揃ってるうえに、

おもしろいんだ!

ミッション系お嬢様学校聖マリアナ学園の片隅にある読書クラブ。

学園のアウトローが自然と集まるこのクラブには、

学園正史から抹消された暗黒史を綴った「クラブ誌」が

100年もの永きに渡って伝えられてきた。

女子高ゆえの倒錯した珍事、孤独な少女の逆襲、反乱、

そして謎に包まれた学園創始者聖マリアナを巡る100年前の真実…

華麗にして大迫力!!

乙女よ、永遠たれ。
 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 18:03| オススメ本!

2007年06月28日

江国香織 『日のあたる白い壁』 集英社文庫

江国香織が「絵」について語ったエッセイ集なんですが、

作家さんというのはこんな風に絵を見てるのかと思わずにはいられない

独特の切り口と、独特の審美眼。

例えばドラクロワ。

「民衆を導く自由の女神」なんかが有名だったりするけれど、

ここで取り上げられているのは「花の習作」

こんなにもキュートで愛らしい絵も描いてはったのかーと

画家の新たな側面を知ることができたり。

ゴーギャンから始まってオキーフまで古今東西の27人の画家が

取り上げられてて、見てても飽きない一冊に。

そして!!!

7/1スタート予定のナツイチ対象商品なので

お買い上げごとにミツバチのストラッププレゼント♪

私は本を読んで泣いてるミツバチ君が当たりました。

これがまたかいらしくて、つくりがしっかりしてるんですよ!!

全部で8種類ります。なにが当たるかはお楽しみ。

レア物も作られてて、女王蜂が100個に1個の割合で作られてるんだとか!

ぎゃあ。欲しいこれ!!

詳しくはコチラからどうぞ!

なくなり次第終了になりますのでどうぞお早めにゲットしてくださいね!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 14:44| オススメ本!

2007年06月27日

石田衣良 『約束』 角川文庫 

喪失と再生を描いた7つの短編集なのですが

どれもじんわりと良いのですよー。

ありきたりなテーマだからこそ物語の持つ力ってのが

歴然としちゃうわけで、

泣かせよう!感動させよう!って押し付けがましさが全くないのに

琴線にふれてくるなにかがあるのですよ。

お・・・おそるべし石田衣良。

表題作の『約束』は耐えがたい喪失を味わう少年の心の機微を

丁寧に掬い取るように描いた一作なんですが、

読み終わった後もずっと心のどこかにひっかかるんです。

初めて読んだのは単行本のときなのでだいぶ前なのですが

でもやっぱり記憶に残ってる。清冽な印象の強いお話なのです。

知らず知らず涙があふれて止まらない、

そんな作品ばかりですのでぜひぜひご一読を。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 17:54| オススメ本!

2007年06月26日

坂木司「ワーキングホリデー」

 

口は悪くて喧嘩っ早い。でも実は底抜けにピュアで義理人情に人一倍あつくて

一本気。

説教くさいのがタマにキズでそこがかっこいいところでもある主人公沖田大和。

元ヤンで元ホストのもとに現れた、初めましての息子・神保進くん(小5)。

諸事情モロモロありまして、ともかく息子のためにホストを辞めた大和。

しっかりものでお料理上手な息子とガサツな父親。

初心者マークをはっつけて、はじめての一夏がはじまります♪

坂木さんの小説はどれも好きなんですけど、ひきこもり探偵三部作の次に、

いやいやもしかしたら同じくらいに好きかもです。

温かさとやさしさがいっぱい詰まった坂木さん、初めての父子物語。

表紙のかわいさに比例して、すんごくキュートなのです!

おすすめおすすめ!!

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 13:55| オススメ本!

2007年06月25日

若竹七海 『スクランブル』 集英社文庫

1980年。一人の少女が校内で殺された。

15年後友人の結婚式に出席することになったかつての少女達は

それぞれその事件について、

そして確かに過ごした青春時代について想いを馳せる。

「十七歳だよ。あたしたち、なにか始めたか。

なにかはじまってるか。まだだよ。

まだなんにも始めちゃいない。(P236)」

かつて17歳だった全ての少女達へ捧げる

ほろ苦い青春ミステリの傑作!!!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 17:11| オススメ本!

2007年06月22日

小手鞠るい「好き、だからこそ」

 

はいはい発売されましたよ、クィーン・オブ・ザ恋愛小説・小手鞠るいさん、

最新恋愛小説集!

当店で小手鞠恋愛小説を薦めるようになったのは、『欲しいのは、あなただけ』(新潮文庫)から。

それ以来『エンキョリレンアイ』をはじめ様々な恋愛小説を発表されてきましたが、

『好き、だからこそ』は『欲しいのは、あなただけ』に続くイタ系恋愛小説なのです!!

「ああもうなんてイタイ女なんだよあんたはもぅ!」 とバンバン机を叩いてしまうような

女性がまたしても今作のヒロイン(笑)

京都の画廊に勤める風子がフランス料理のコックさんと恋に落ちて、

20歳の若さで結婚を決めて、その後の顛末のイタイこと!

好きで好きで好きで結婚して、好きで好きで好きで、好きだからこそ選んだ別れ。

最後まで読めば一本の長編なのですが、ひとつひとつの章が連作短編になっていて、

風子に負けず劣らずなイタイヒロインが「好き、だからこそ」決意した選択の数々が描かれています。

大人の恋愛小説をお探しの方は、これですよー!

そしてお知らせ。

なんと!来る7月4日に小手鞠るい先生幻のデニュー小説集『玉手箱』が

河出文庫さんから発売になります!

解説には田辺聖子大先生と恋愛小説好きにはきっとたまらない作品になるに違いありません。

期待してお待ちくださいませ。

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 14:34| オススメ本!

2007年06月21日

飯田雪子 『夏空に、きみと見た夢』 ヴィレッジ・ブックス

悠里を好きだった男の子が死んだ。

彼の友人に頼まれて葬儀に参列することになった悠里。

けれど、その日から悠里の周りでは奇妙な現象が起こり始めるー。

少しずつ明らかになる死んだ男の子のことを知るにつれ、

やるせなさが募ります。

決して叶わぬ恋だと、 最初から1パーセントの可能性もないと分かっているからこそ

切なくて切なくて!!!

かつて高校生だった、これから高校生になる方にももちろんオススメなのですが、

今高校生の子はぜひとも今のうちに読んでほしいです!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 07:30| オススメ本!

2007年06月18日

片川優子 『佐藤さん』 講談社文庫

僕は佐藤さんが怖い。

なぜって佐藤さんには幽霊が憑いているから!

けれどある日幽霊が見えていることを佐藤さんにバレてしまった上に

大人しくてちょっとかわいいくらいだと思ってた佐藤さんの

本性までぶっちゃけられて・・・。

気弱で優しい僕と佐藤さんとの初々しい恋や

志村君との友情、それぞれ抱えてる想い、それぞれの悩みと成長、

そういうものを丁寧にそんでもって爽やかに描いた青春小説!

僕と佐藤さん、幽霊の安土さんに友達の志村君。

登場人物のみんながみんな愛しい人たちばっかりで、

誰もが魅力的。

そんでもってお話がハートフルで輝ける青春を描いてあって

とってもステキなんですよー。オススメオススメ。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 12:30| オススメ本!

2007年06月16日

雑誌「京都に住まえば… なごみ7月号別冊」淡交社

 

京都地元の出版社が作った京都好きさんのための雑誌、略して「京すむ」発売です!

「京都に住んでみた〜い」と夢をお持ちの皆様はぜひ。

京都に住んでる人の毎日がわかっちゃうかもしれません。

そして。今回は京都在住の顔ということで、

なんとわれらがモリミーこと森見登美彦氏にインタビューしっちゃってるのです!!

これから発売予定の新刊についても森見さんが話されてますよ〜。

発売が楽しみですねー。楽しみですー。

てなわけで。モリミーファンもちょっと見てみてくださいな♪

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 19:23| オススメ本!

2007年06月14日

お知らせ♪

文庫のウィンドウが梅雨模様になりましたー!

今回もアルバイトさんによろしく頼むとお願いしたのですが、

うふふふふ。すごくかわいらしくなってるのです!!

身びいきではありますが、とっても良い感じなのですよー。

雨粒とカエルなのですが、三省堂にご来店いただいた際はぜひ

見ていってくださいまし!

通路に面したガラス面のところです。

今年は梅雨が遅くてまだかなまだかなと思ってたのですが、

ようやく梅雨っぽいお天気になってきたので一安心です。

さあ梅雨を楽しもうじゃありませんか!!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 15:58| オススメ本!

2007年06月11日

佐藤多佳子 『しゃべれどもしゃべれども』 新潮文庫

映画公開中の

しゃべれどもしゃべれども』はもうご覧になられましたか?

とってもとっても良い映画でした。

原作のイメージを壊さずに、それぞれの登場人物の個性を

活かしきった映画で、不器用さや真剣さがまっすぐ

伝わってきて、老若男女問わず楽しめると思います。

出演者の方の落語もとっても上手で、面白かったです。

これを機に落語にはまっていただけると嬉しいんですが!

生の落語というのはもうそれだけでひとつのドラマで、

そこで交わされる活きのいい言葉やら、噺家の手振りひとつで

漂う風情、もうなくなってしまったかに思われる人情なんかが

目の前でいきいきとくりひろげられるのです。

ふ。ふふふ。見たらはまりますよ。

当店こっそり落語コーナーも設けておりますので

ぜひお立ちより下さいませ♪

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 15:52| オススメ本!

2007年06月10日

祐光正「浅草色つき不良少年団」 

大雨が突然降ってきたり、梅雨入り間近といわれたり、

本にはそんなこっちゃぁ関係ありませぬ。

そんなわけで今月も「文芸書オススメ通信」の日がやってまいりました。

文芸書コーナーで配布しておりますので、ひとつよしなに。

さて、今月のイチオシは祐光正(すけみつただし)「浅草色つき不良少年団」(文藝春秋)。

すんごいおもしろい新刊見つけちゃいました♪

冬瓜の百合子と呼ばれる美少女が頭目の浅草紅色団と

アニキ肌の似顔絵ジョージが率いる浅草黄色団。

関東大震災で身寄りを無くした少年少女たちが浅草の街で遭遇した

怪奇事件を鮮やかに解決する青春ミステリーです!

すっかり好々爺然となった似顔絵ジョージこと神名火譲二が

語る今はなき浅草の街、事件、出来事、確かに生きていた少年少女たちの

面影…生き生きしていてそれ以上に愛惜に満ちています!

これはもっともっと読みたいぞ! ってなわけで、熱烈リクエスト。

求ム!続編!シリーズ化!!

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 19:02| オススメ本!

2007年06月09日

安東みきえ「頭のうちどころが悪かった熊の話」

小泉今日子さん書評を読んで探していた方も多いのでは?

本好きの間で話題沸騰の『頭のうちどころが悪かった熊の話』、

入荷しておりますですよー♪

イラストのかわゆさもさることながら、

収録されている7つの短編がすんごくステキなのです!!

それはそれは美しくて、鮮烈な印象を放っている文章が

目に飛び込んで来ます。

ハッとさせられる文章がいっぱいで、

この本を読んだこと、文章に出会えたことにありがとうって気持ちでいっぱい。

帯にある「現代のイソップ童話」という言葉に激しく納得。

めちゃめちゃおすすめです!!

…が。ごめんなさい。只今在庫僅少、売り切れそうです!

売り切れた場合は次回入荷予定のご予約をお申込くださいませ。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 19:06| オススメ本!

2007年06月08日

有川浩「塩の街」

隕石の落下で、塩に覆われた世界。

建物も、人も、全て塩の塊になってしまう最悪の世界で

咲いた恋の物語。

有川浩の原点『塩の街』(電撃文庫)が新装リニューアルして文芸書で発売になりました!

『レインツリーの国』が有川さんの恋愛小説として知られているかもしれませんが、

なんのなんの。この『塩の街』こそが有川さん作品中(2007年6月現在)

一番甘い小説です。これを超える甘さはそうそうないんじゃないかしら。

なんたって恋が世界を救っちゃうんですよ?

好きな人のためなら世界なんてどうなってもいい!とまで豪語しちゃうんですよ?

塩だらけの世界です。塩いっぱいです。

でもお砂糖はもっといっぱいあります。べたべたです(笑)

本編大幅改稿、彼と彼女の本編その後、野坂夫婦のなれそめとその後などなど

文庫未収録の番外編を収録。これはもう新装版どころか完全版ですな!!

なので、文庫お持ちの生粋の有川浩ファンも、ライトノベル文庫ってことで

手を伸ばしにくかった方も、この機会にぜひどうぞ!

今ならサイン本あります!!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 18:37| オススメ本!

2007年06月07日

明野照葉 『女神』 光文社

美人でスタイルもよくて仕事もできる。

もちろんプライベートも充実してて、恋人はエリート医師。

そんな沙和子に憧れる真澄は折りにふれ

沙和子のことを観察するようになる。

そして次第に明らかになる沙和子の真実の姿。

沙和子のキャラクターがほんとに特異で、

抗えない魅力があるのです!!!

沙和子の行為は決して許せることではないけれど、

心の底では共感したり、憧れたりする部分が多くて、

最後の最後まで目が離せません。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 18:30| オススメ本!

2007年06月05日

機本伸司 『メシアの処方箋』 ハルキ文庫

ヒマラヤで氷河が決壊。

そこから現れたのは約5000年前の方舟だった。

その中には蓮華模様の描かれた多量の木簡が。

蓮華模様には一定のパターンがあり、

そこにはあるメッセージが込められていた。

「お前、知りたくないのか?(P113)」の言葉に代弁されるように、

知的好奇心とそれぞれの救済を求め彼らは

メッセージの解読に挑む。

いやー。面白かったです。

神と生命、それぞれの救いを描いたSF大作!

やっぱりSFってのは面白いジャンルなんですわ。

SFばんざい。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 14:52| オススメ本!

2007年06月02日

山本文緒「再婚生活」

山本文緒、3年の沈黙の理由が明らかにされています。

鬱病を患った山本さんの日々がそのまま日記形式で綴られてます。

夫婦のこと、仕事のこと、生活のこと、家族のこと、ふと思ったこと。

その一つ一つから、そしてゆるやかに回復していく様子から目が離せません。

山本文緒ファン、必読。

ファンならずも、まずは1日分読んでみて下さい。

気付けば、真剣に読みふけっていること請け合いです。

 

蛇足ながら。

装丁がすんごいきれーなのです!写真はちょっと暗いですが、

実物はもっと白くて、レースがかったかんじで、うっとりします。

このきれーな装丁を確かめがてら、お越しくださいませ〜

 

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 18:58| オススメ本!

2007年06月01日

重松清「カシオペアの丘で 上・下」

 

まごうことなき重松清の集大成!最高傑作!

あらすじとかは言いません。

むしろあらすじを説明しても、この良さは伝えられないと思うし、伝わらないと思う。

ただただとにかく読んでくださいと、お願いするのみです。

読んで、この言葉にならないたくさんたくさんのモノを感じ取ってください!

泣けるとか、感動するとか確かにそうなんだけども

それだけで終わらせられないのです!!

大切に大切にこれから先ずっと持っていて、

人生の節目というべきか、そんな折りあるごとに読み返していきたい…

そんな小説です。

当店では、本書をお買い上げの先着100名様に、

マニアには(きっと)たまらない特典をプレゼントしております。

特典が何かは店頭にてご確認くださいませ〜。

 

 

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 20:41| オススメ本!