住所
〒600-8216  京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901  京都駅ビル専門店街 ザ・キューブB1
TEL FAX 営業時間
075-365-8640 075-365-8675 8:30〜21:00

2007年03月26日

きむらゆういち 『あらしのよるに U』 講談社文庫

あらしのよるに出会ったヤギのメイとオオカミのガブ。

食べるものと食べられるものの関係を超えて

友情でつながった2匹の絆。

けれどそれぞれの仲間達はもちろん

そんな友情を許すはずがなくて、

追い詰められるメイとガブ・・・。

2匹の絆の深さの前にただ打ちのめされるばかりなんです!

しかもあべ弘士の挿絵はなんと

全点書き下ろしという贅沢さだったりするのです。

ちなみに、絵本の「きりのなかで」と「どしゃぶりのひに」 の2冊分が収録されてます。

たくさんの人に大切に読んで欲しい1冊です!!!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 16:03| オススメ本!

2007年03月24日

道尾秀介「片眼の猿」

 

ミステリー作家で今、最も注目の人・道尾秀介。

かの『本格ミステリベスト10 2007年版』では、既刊3作が全て10位以内に

ランク・インするという快挙を成し遂げたと言えばいかに注目されているか

言わずもかな。

かくして道尾秀介さんの魅力は何か。

なんといってもアクロバティックな構成に、

読者の読みをことごとくかわす華麗な仕掛けと小技に尽きるでしょう!

ちょいと騙されたと思って読んでみてくださいな♪

新刊も売れているのですが、個人的オススメは『向日葵の咲かない夏』。

只今、文芸書コーナーでは道尾秀介応援コーナー設置してますので、

既刊をお求めのお客様はぜひお立ちよりくださいましー。

 『向日葵の咲かない夏』

 『シャドウ』

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 20:57| オススメ本!

2007年03月21日

恩田陸 『禁じられた楽園』 徳間文庫

恩田陸最新刊はめくるめく幻想ホラー!

ほんとに「めくるめく」っていう言葉がぴったりなお話でした。

若き天才・烏山饗一。彼に関わった人物達が

経験する純粋な恐怖。

読み進むにつれて

追い詰められて逃げ場がなくなってくる恐怖と

高まる不安と焦りをたっぷりじわじわ

味わう羽目になります。

饗一のたくらみがどこにあるのか、

巨大なインスタレーションから逃れられるのか、

ラストはどうなるのか。

ドキドキしながらの一気読みですよ。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 12:15| オススメ本!

2007年03月19日

佐藤和歌子 『間取りの手帖』 筑摩文庫

あの『間取りの手帖』がなんと文庫になりました!!!

いろんなお宅の間取りを拝見。

見れば見るほどどこか可笑しい。

なぜにこんなところに壁が?

なぜにこんなところに物置が?!

なぜにこんな巨大なバルコニーが!!!

などそんな細かいことは気にしちゃいかんのです。

ただ眺めてるだけですんごい楽しめちゃう

ステキな1冊なのですから!

ニヤリと笑える一言コメントも満載で

コラムも面白い。どーんと仕入れましたので

どうぞお手にとってニヤリとしてくださいまし。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 16:43| オススメ本!

2007年03月18日

江国香織 『ぬるい眠り』 新潮文庫

『きらきらひかる』の続編を含む全9編の短編集なんですが、

イチバン最初に入ってる『ラブ・ミー・テンダー』がすっごく良いのです。

エルヴィス・プレスリーを熱愛してる老母からの電話によると、

最近なんとエルちゃん(彼女たちは彼をこう呼ぶ)から毎晩

電話がかかってくるというのだ!

母を心配した娘が実家に戻ってみると・・・・。

10ページと少しのほんとに短いお話で

時間にしたら5分くらいで読めちゃうと思うのですが、

くふくふとした余韻がずっと長い間楽しめてしまうのです。

他に印象に残ったのは『災難の顛末』

もう、めっちゃ怖かったのです。

江国香織はホラーも描けるのか!!!と衝撃。

幽霊やお化けが出てくるような怖いお話ではないし、

ホラーって言って良いのか分からないのですが、

一読者としてめっちゃ怖かったです。

女性の皆様、うぎゃあって唸りながら読みましょうぞ。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 16:35| オススメ本!

2007年03月17日

森見登美彦「新釈 走れメロス 他四篇」

 

いまやすっかり時の人。

眩いばかりに輝く我らが森美登美彦氏の最新刊『新釈 走れメロス 他四篇』

大好評発売中です!

予告通りど〜ん!!と展開しております。

教科書でもおなじみ、文学界の歴史を刻んだ巨匠達の名作文学が

京都の町を舞台にこんな形で甦るとは!

名立たる名作の魅力をベースに、登美彦氏の魅力をプラスして、 全くもって新しい小説に

生まれ変わっています。

こうなるあたりが登美彦氏のおもしろいところ。

表題の「走れメロス」ももちろん良いのですが(笑いすぎてどうしようかと・・・!)、

私のオススメは「山月記」!

この深さとどこか抜けたおかしさのバランスが絶妙です!

これぞまさしく森見登美彦。お楽しみあれ!

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 13:18| オススメ本!

2007年03月12日

バッテリー映画公開!!

いよいよバッテリーの映画が公開になりました!!

原作ファンとしましては、

原作のイメージと違ったら嫌だなぁとドキドキしていたのですが

全然そんなことなくて、原作ファンも、そうでないかたも

充分楽しんで見れる良い映画でした!!

主役の巧はかっちょ良かったし、青波や豪も違和感なくて

んでもってやっぱりストーリーが良かったです。

母親との確執や野球へのまっすぐな気持ち、

魅力的な仲間やライバル達がちゃんと映画でも描かれてて

見てて爽やかな気分に。

映像もとってもきれいで、自然に抱かれた町の様子や

山の緑と空の青の対比が素敵なのですよ。

原作ファンで行こうかどうか迷ってるそこのあなた!

大丈夫。とっても良い映画でしたから!

さぁさ。映画館へレッツゴーです。

映画公式サイトはコチラから

角川書店のバッテリーのサイトはコチラから

どうぞお楽しみくださいましー。

バッテリー6巻は4月5日発売予定です。

首を長くして待ちましょう♪

まだ1〜5を読んでいないとう羨ましいお方。

どうぞ当店まで足をお運びくださいませ。

1〜5巻揃えてお待ちしておりますので!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 12:42| オススメ本!

2007年03月11日

文芸書オススメ通信2007年3月号

今月のオススメはこちらの2点。

   宮木あや子「花宵道中」 

  藤野恵美「ハルさん」

宮木あや子さんは<女による女のためのR−18文学大賞>

大賞&読者賞W受賞を果たした鮮烈で艶やかな官能小説。

江戸・吉原を舞台にした連作なのですが、遊女たちの悲恋が

とんでもなく切ないんだ!

お嬢様方、こっそりお読みあそばせ。

藤野恵美さん「ハルさん」は、お嫁入りする愛娘の成長を

頼りないお父さん・ハルさんが懐かしみながら優しく振り返る

ほのぼのした日常ミステリー。

娘をお嫁にやるお父さんの気持ちがかわいい(笑)

世のお父さん方に捧ぎます!でも娘さんたちもぜひ!

実に対照的なオススメ2作となりましたが、詳しくは店頭で

配布中の「文芸書オススメ通信」にて!

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 14:02| オススメ本!

2007年03月05日

姫野カオルコ 『ツ、イ、ラ、ク』角川文庫

地方の小さな町で暮らす少女たち。

彼女達の過ごす濃密で閉鎖された時間と空間。

『恋とはするものではない。恋とは、落ちるものだ。』 (P427)

そんな風に恋に落ちた何組かのカップルの行方と

少女たちが大人になろうとするなだらかな、時には急激な変化を

描き出した長編小説。

読み終わってほうっと溜息ひとつ。

ああ。確かにこんな時代があったなぁという懐古と

確かにこんな時代を生きてきたなぁという実感。

いやー。読み応えのある1冊でした。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 15:51| オススメ本!

2007年03月03日

小手鞠るい「サンカクカンケイ」

 

京都は、私の恋塚だった。

 

いや〜京都には忘れられない恋というのがしっとり良く似合うなぁ!!

忘れられない恋の侘しさ、もの悲しさが京都の町をしっとり彩ってます!

寂しさから逃れるために、報われない恋に盲目的に溺れてしまった10代の恋。

あまつさえ木っ端微塵に砕かれたその恋をずっとひきずる主人公。

いまさらどうしようもない、どうすることもできない恋に囚われる主人公のイタイこと(笑)

でもこのイタさが小手鞠さんの魅力だと私は信じちょります!

「サンカクカンケイ」とタイトルですが、根底にあるのは恋する女性を励ます

ポジティブなメッセージ。肩肘張らずに読めますよ〜。

そしてなんと!小手鞠先生の初文庫が先日発売されました!

 「欲しいのは、あなただけ」新潮文庫

私、この小説で初めて小手鞠さんを知って、好きになったもので

大変思い入れがある小説です。

と〜ってもイタくてイタくてたまらない恋愛小説ですが、

これぞ小手鞠るい。

元祖私が好きになった小手鞠作品。

これまた京都の、町並みがなんとも言えずいいムードをかもし出してます。

というわけで、あわせてぜひどうぞ!

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 11:32| オススメ本!