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2006年12月31日

2006年12月31日

本年も三省堂書店京都駅店をご利用くださいまして、誠にありがとうございました。

このブログで紹介した本の中から1冊でも、

皆様それぞれのお気に入りの本が見つかっているならば

これほど嬉しいことはありません。

来年も引き続き、面白い本を少しでも多く紹介できるように致しますので、

ブログともども、お店もよろしくお願い致します。

お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

 

 新年の営業時間のご案内。 

元日 9:00〜19:00

ニ日 8:30〜21:00 通常営業にもどります。

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 08:50| オススメ本!

2006年12月29日

「京都お守り手帖 2」

2006年今年も、残すところあと2日となりました。

皆様。初詣の計画はもうバッチリですか?

一年の計は元旦にあり。

京都の初詣行くなら、お守りもチェックして行きましょう!

お守りっていまや長方形なだけじゃぁないんです。

ストラップのようなかわいいものから、思わずぷっと笑ってしまうような

ユニークなものまでそれはそれはめいっぱい工夫されているのです。

例えば。

三室戸寺の美人になれるお守り、かぐや姫守。

2007年の干支・猪がモチーフの摩利支尊天堂の亥歳生まれ御守。

達磨寺の、めの出るだるま。だるまの目が飛び出しちゃうんです!

萬福寺の5色のミニ鉛筆を束ねた学業のおまもり、学業成就守。

いや〜どれもこれも写真でお見せできないのが残念です。

お守りを求めて京都中の神社仏閣、初詣縦断してみてはいかがでしょう?

ちなみに「おまもり手帖 1」はこちら。

1と2は全く別のおまもりがフルカラーで紹介されているので、

あわせてどうぞ!

が。2はおまもりだけじゃなく、めちゃんこかわいいおみくじとかも

紹介されてて、とってもお得ですよー!

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 13:01| オススメ本!

2006年12月27日

谷原秋桜子 『天使が開けた密室』 創元推理文庫

行方不明の父を捜す資金を稼ぐために

日々アルバイトに励む美波。

しかしバイト先のコンビニでお客様の壷を

割ってしまい、高額の借金を背負うはめに!!!

代わりに始めたのが「寝てるだけで一晩5000円」という

なんとも怪しいバイトで・・・。

美波はそこでもやっぱりろくでもないトラブルに巻き込まれてしまう!

美波のすくすくとした健やかさ、素直さも良いんですが、

美波の友人で深川芸者の祖母に育てられたという江戸っ子の直海、

超がつくお嬢様のかのこ、美波の母・美咲、

いつもあやしげなバイトを紹介してくれる武熊さん、

そいからお隣に住んでる顔は良いけどひねくれてる修矢、

ペットのモネ、ケンゾウまでみんながみんな良い個性をもってるんですよー。

めっちゃ楽しんで読めました!!オススメです!!

本格ミステリとしてもちゃんと密室の謎を解き明かしてくれるので

すごくすっきり。

読後感の良い、すてきなミステリ−を読みました。

この作者さん、要注目です!!!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 14:27| オススメ本!

2006年12月26日

宮部みゆき 『あかんべえ 上・下巻』 新潮文庫

江戸、深川に新しくできた料理屋「ふね屋」

しかし幸先悪く、宴の途中でお化け騒動がもちあがる。

ふね屋の一人娘おりんにはそのお化け達の姿を見ることができる上に、

なんとお化け達と話すこともできてしまう!

お化けたちが亡者にならなくてはなかった原因を探るため、

おりんの孤軍奮闘が始まるー。

んもうおりんちゃんのケナゲさがたまりません。

なんて良い子なんだ!!!

ふね屋に出てくる5人の亡者。

彼ら一人一人がこの世に残した情。

徐々に明かされる30年前の事件。

人情たっぷりの時代小説。

ぜひぜひこの年末にご堪能下さいまし!

読み終わって「嗚呼良いもの読んだ。」と

思うこと間違いなしの物語です!!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 19:44| オススメ本!

2006年12月23日

大倉祟裕 「福家警部補の挨拶」

 

冬の恒例ミステリー小説ランキング発表真っ只中の今、

私がオススメしたいミステリーがこれ!

 

「犯人は判っています。」

あとは証拠と動機を固めるだけ。

152センチの小さな体に、童顔、さらに今はやりのメガネ女子。

まず刑事には見られない警視庁捜査一課の福家警部補は

一人ちょこまかと徹夜で事件現場を探り回り、

犯行計画の小さな綻びを見つけ出し、徐々に犯人を追い詰めていく。

鮮やかにしてお見事!

とっても読み応えのある短編集です。

福家警部補も勿論なのですが、それよりも収録されている4つの事件の

知的で、ある道のプロフェッショナルな犯人たちがすっごく魅力的。

最初から犯人が読者はわかっているという倒叙ミステリなのですが、

観察眼の鋭い福家警部補と犯人たちの駆け引きはロジカルで知的興奮いっぱいです!

私イチオシは、『オッカムの剃刃』。一番読み応えあるのでは。

でも犯人で好きなのは日本酒醸造会社社長だったり(笑)

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 13:00| オススメ本!

2006年12月20日

作・森博嗣  画・佐久間真人 『猫の建築家』 光文社文庫

『猫の建築家』が文庫になりました♪

建築家たる猫の辿る思考。

美について、機能について、形について。

建築家というよりも思想家っぽい猫なのです。

抑制の効いた文章に相応しい、ステキな

イラストばかりなのですよー!

ジャケ買い推奨です!

文庫化にあたって表紙のイラストが変わっております。

今度の表紙のタイトルは「交差」だということです。

集英社の情報誌『青春と読書』の表紙が

今回から佐久間真人になりました!

レジ前に置いてあるので、なくなる前に要チェックです。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 19:46| オススメ本!

2006年12月17日

文:畠中恵 絵:柴田ゆう 「みぃつけた」

 

大人気しゃばけシリーズ最新刊はとびっきりキュートな絵本!

しかもただの絵本じゃあございません!

我らが心優しき若だんな一太郎幼少時代のワンシーンを切り取った

番外編なのです!

病で寝込んでしまい、一人心細くさびしい毎日を送る一太郎に

手を差し伸べたくなります。

でも、幼い一太郎に手を差し伸べたのは人ではなく、小鬼。

シリーズのマスコット的な存在の鳴家と一太郎初めの出会いを

フルカラーで拝めちゃいます!

今までカバーでしか見られなかった柴田ゆうさんのイラストを

たっぷり楽しめるのが嬉しい!!

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 13:59| オススメ本!

2006年12月10日

西田俊也 「世界でいちばん淋しい遊園地」

 

かつてトクベツな時間を過ごした遊園地が大晦日で閉園するという。

このニュースを耳にして、幼い頃に両親と遊びに行ったり、初デートで行ったり、

大なり小なり思い出のある遊園地をふらりと訪れる人々と遊園地の物語です。

各地で遊園地が閉園になる昨今とても身近な題材。

郷愁というのか過去への懐かしさ、後ろめたさ、いとおしさとともに、

「終わってしまう」「なくなってしまう」ということに果てしないさびしさが募ってきます。

終わりから生まれる希望はとてもとてもさびしい。

けれども、形がなくなってもずっと残る思い出にただ救われます。

余韻がなんとも贅沢な1冊です。

 

 

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 09:46| オススメ本!

2006年12月08日

山田詠美 『A2Z』 講談社文庫

たった二十六文字で関係の全てを描ける言語がある。

それを思うと気が楽になる(P7)

編集者の夏美と同業者の夫、夏海の恋人、夫の恋人。

気のおけない仲間と情熱を持ってやる仕事。

大人の余裕や、大人の魅力を感じさせつつも、

大人になりきれない子供っぽさや無邪気さをうまーくすくいあげた物語なので

素直にすいすい読むことができました。

AからZまでの26文字を物語の中に取り込んであるのが

なんだかとってもステキなのです。

オススメの恋愛小説ですよー♪

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 21:14| オススメ本!

2006年12月04日

太田忠司 「甘栗と金貨とエルム」

 

交通事故で亡くなった父の死から2週間。

地元名古屋をこよなく愛する高校生・甘栗晃、探偵デビュー!

高校生なのにえらく老成したというか冷静な高校生らしくない

主人公なのですよ(笑)

探偵だった父が最後に受けた依頼を強制的に引き継ぐことになった

甘栗少年。

果たして無事依頼を完遂できるのか?

甘栗少年の成長を見守ってあげたくなるかわいい1冊です!

それにしても名古屋が舞台というのはなんとも珍しい。

名古屋名物どんどこ紹介されてますよ!

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 18:41| オススメ本!

2006年12月03日

L・ウイバーリー 『小鼠 ニューヨークを侵略』

タイトルは物騒ですが、めっちゃ笑えるユーモア小説です。

北アルプスの山中にあるグランド・フェンウィック大公国は

長さ5マイル、幅3マイルのとっても小さな国で、

特産物はピノーワインのみ。(1マイル約1.6キロ)

現在フェンウィック大公国は財政の危機に陥っていて、

目下のところワインに水を足して薄めようという「水割り党」と

「反水割り党」が対立していた。

外貨獲得のため大公女が出した世紀の奇策はなんと

超大国アメリカへの宣戦布告。

アメリカではピノーワインの模造品が安くて販売されていたのだ!

宣戦布告をしたものの、フェンウィック大公国が前に戦をしたのは

500年と少し前。弓矢片手にいざニューヨーク!

どうするどうなるフェンウィック?!

いやー。もんすごい笑いました。

滑稽で愉快でおかしいけれど、でもちょっぴりドキリとさせられたり。

頭の中で映像をイメージしながら読むとさらに笑えてしまいます。

ぜひぜひご一読を!!めっちゃオススメですよー。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 11:58| オススメ本!

2006年12月02日

海堂尊 「螺鈿迷宮」

 

「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」をお読みの皆々様!!

読み逃してはならない番外編ですよ!!

主人公はヘタレ医大生天馬くんですが、ヤツが出てきてます。

白鳥が舞い降りてます!!(笑)

しかも!

噂ではかねがね、白鳥の唯一にして最強の部下たる氷姫初登場なのですよ!!

こりは見逃せないでしょ?!

さらに今後のシリーズで荒波となりそうな重要キーワードや人物が

出てくるとあっちゃあ、番外編ならぬ立派なシリーズ第3巻ですな!

本邦初公開火食い鳥&氷姫のお手並み拝見に加え、

あの白鳥を余裕で手玉に取る大人物など

相変わらずの登場人物の豊かさはもちろん、

伏線と構成、ドラマとエンタテイメントがテンポ良く交差して疾走する

またしても一気読みのおもしろさ!!

ますますシリーズに夢中になっちゃいます!!

シリーズものとしての面白さはこの通りですが、

「螺鈿迷宮」だけも面白いですよ。

天馬大吉という超ラッキーネームにも関わらず

不運に付きまとわれる運命にあるというヘタレ医大生の

成長物語でもあるので。

またこの天馬くんのその後も気になる仕掛けになってるんだな。

うむー…つくづく読者(というより私?)を楽しませて次にひっぱるのがウマイなぁ!

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 14:01| オススメ本!

2006年12月01日

森見登美彦 「夜は短し 歩けよ乙女」

 

んもーなんなんでしょう!このおもしろおかしいキュートさはっ!!

森見登美彦氏最高だ!!ステキすぎますこのセンス!

独自のポリシーを貫く偏屈な(でもかなりズレてる)主人公の

天然最強黒髪の乙女への片恋奮闘記。

黒髪の乙女とまずは一言話そうと画策する偏屈くんの恋路に乱入する

奇人変人奇天烈事件の数々。

果たして偏屈くんの片恋は成就するのか?!

おかしな人ばかり(でも彼らは真面目です)の登場人物もさることながら、

舞台となっている京都の町が不思議で魅力的!

レトロでノスタルジック、そしてファンタジックな京の町。

何をとっても最高におもしろくステキです!!

妄想なのか、現実なのか、いい塩梅の森見ワールドに

メロメロになること間違いなしです!

メロメロになってしまった方は堂々と声を大にしてこう名乗りましょう。

「我こそはモリミスト」 と!

余談ですが、「夜は短し歩けよ乙女」を読んだ文芸書担当の私を始め

次から次と読んだ当店従業員は続々とモリミストの名乗りを挙げています!

 

「きつねのはなし」もどうぞ!

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 18:54| オススメ本!