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2005年11月29日

「幸福ロケット」 山本幸久

クリーンヒットっっっ・・・・・・!!!!!

山本幸久万歳!!

 香な子 : クールで本好きな10歳の女の子。主人公。

 コーモリ: 深夜ラジオが好きな香な子のクラスメイト。

小学5年生の初恋未満〜初恋自覚までの物語。

「小学5年?コドモの恋なんて・・・」と思うでしょうが、

読んだらトキメクこと間違いなし!!

小5のコドモの幼い初恋だから、あまりの幼さが可笑しくて微笑ましいし、

小説だからこそのちょっとしたドラマチックさがいやらしくなくて好ましい。

ちょっと切なくもあるキュートでピュアな小説ですheart1.gif 11*11

なんか昔の少女マンガを読んだようなどこか懐かしいようなトキメキです!

2時間もあれば十分に読めますが、この懐かしいかわいさは、買って読む価値あり。

長くなってしまうけど、著者の山本幸久さんの作品はどれもオススメ。

無理とか毒とかがない、自然で健康的な作品ばかり。

笑いを求めている方はデビュー作「笑う招き猫」をどうぞ。

読んで損はない作家さんです!

まだ4作目なので今なら大人買いのチャンスturn_c2.gif 15*15

 「凸凹デイズ」   「はなうた日和」  「笑う招き猫」

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 17:27| オススメ本!

2005年11月27日

「ハワイで大の字」 小栗左多里 + トニー・ラズロ

「ダーリンは外国人」でおなじみ、さおり・トニー夫婦初の旅行エッセイ登場です!

ハワイのあっちこっちを体当たりで満喫してます。

ハワイってこんな楽しみ方があったのか・・・!!

意外や意外。

ハワイって買い物とフラダンスだけじゃなかったのね。

今年の冬休みは「ハワイで大の字」片手にハワイ旅行などいかがでしょう?

ハワイ行きたいなぁ・・・・・・。

star1.gif 11*11star2.gif 11*11star9.gif 11*11発売初日より絶好調です!売り切れ御免!!star8.gif 11*11star2.gif 11*11star3.gif 11*11

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 16:02| オススメ本!

2005年11月21日

江国香織 『いつか記憶からこぼれおちるとしても』 朝日文庫

女の子たち10の物語。

江国さん独特の世界や言い回しで、

ファンにはたまらないできです。

江国さんに女の子を描かせたら絶品だなぁ

なんて思います。

『私たちの教室の窓からは、ろくなものがみえない。』 (P182)

なんていう一文がかっちょよいのです。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 16:31| オススメ本!

2005年11月20日

「肝、焼ける」 朝倉かすみ

どえらい複雑・・・。

おもしろいとかおもしろくないとかそんなんじゃくて、

この感想をどう伝えればいいのかすごく悩む。

「30歳」「独身女性」

この二つの単語を一目見て「負け犬」を連想する人がほとんどじゃなかろうか。

でも「肝、焼ける」で描かれているのは負け犬のようで負け犬じゃない。(・・・と思う)

確かに友人達が結婚して、それに対する劣等感とかはあるのだけど、

軽妙に描かれているのは、恋人だったり、意固地な自分だったりに対する

じれったい気持ち(肝、焼ける) なんですね。

 なかなか結婚に踏み切らない現状維持の恋人に対して、肝焼ける!

 30歳になってるのに理想の恋ばかり追いかける主人公に、肝焼ける!

 お互いに嫌いにも好きにもなれない女同士の職場付き合いに、肝焼ける!

頭掻きむしってしまうようなあのじれったさに、イロイロと思うところがあるわけですよ。

6作が収録された短編集なんですけど、

私は「コマドリさんのこと」がどうにも頭から離れなくて、困ってる・・・。

だって自分でもなりたくないと思うし、ほとんどの女性もなりたくないと思うだろう

コマドリさんの姿が目も当てられないくらい痛くて、

それでいて 「このままでは私もこんな30歳独身女になってしまうかもしれない・・・!!」

という、切迫した焦りや不安を掻き立てるからどうにもこうにも困ってしまう!!

表題の「肝、焼ける」とか「一人」は友だちの恋バナを聞いているような親しみとか

「肝焼ける」気持ちを分け合える、感じ合えるのに。

この本を読んだ方、ぜひご意見お聞かせください。

なんだかすごく読者の感想や反応が気になって仕方ありません。

 

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 19:49| オススメ本!

2005年11月18日

「黄色い雨」 フリオ・リャマサーレス

スペイン文学やるなぁっ・・・!!

朝日新聞10月30日の書評でも小池昌代氏に絶賛されていましたが、

ちょっとその出来のすごさに感動しました。

雌犬とただ一人、廃村で孤独に生き、死を迎えようとする男の独白。

厳しい冬の寒さと村が朽ち果てていく音と様、じわじわと迫る死を

目の前にして男は語る。

かつての村のにぎわい、村人と息子が離村したときの哀しみ、妻の死が

もたらした絶望。

男はまだ生きているのに、魂とか意識だけの存在となっているかのような

空虚さを纏っていて、言いようの無い存在感と痛いばかりの悲哀を訴えます。

もともとは詩人として名を知らしめた著者だけあって、文章がどこか詩的で美しい!

その美しさが余計に男と村の哀しみを伝えて来るのです・・・!

これは今年の海外小説の中でも掘り出し物ですぞmoon2.gif 31*32

 

 

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 18:27| オススメ本!

2005年11月16日

『心を決めたあのことば』 角川文庫

全国からネットで一般公募された

「悩んでいた時、わたしの心を決めた身近な人からのひとこと」から

入賞した100のことばを選んで編まれた本です。

ちょっとしんどくなった時にパラパラ読んでると

元気になってきます!

「ことば」は時として人を傷つけるけれど、

もちろんそれ以上に人を癒すこともあるわけで、

この本に載ってるのは、ああいいなぁって思える

「ことば」ばっかりです。   

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 17:38| オススメ本!

2005年11月13日

浅田次郎 『沙高楼綺譚』 徳間文庫

各界の名士達が集う「沙高楼」

そこで語られるのは胸に秘めた各々の秘密。

決して嘘偽りを言わず、聞いたことを他言しない、

それだけをルールに

吐露される深部。

浅田次郎の懐の深さをみせつける

連作短篇。

どれもこれも奥行きのある物語で

短篇なのに、長編を読んだかのような

味わいのある良作です!

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 12:24| オススメ本!

2005年11月11日

「きみの友だち」 重松清

やってくれたよ!重松清!!

これは反則でしょう?!

「いちばん大切なもの イコール 友だち」

こんな直球ストレートで攻められたら、ぐうの音も出ないよ!

やられた・・・!

参りました・・・!

ひれ伏してしまいそうな勢いですが、

ものすーーーーーっごくいい本です!

どうも言葉にするのは照れくさくてアレなんですが。

読み終わって思うわけですよ。

「大切な友だちは財産だ!」とかね。

学校という場で描かれる「友だち関係」は、

残酷なほどシビアでかなり痛くもあり辛いところもあるのですが、

だからこそ「友だちっていいな」と思えるのかも知れないなと。

どんなに大人になっても、いつまでたっても、

友だちって大切な存在なのだなぁ・・・しみじみ感じさせてくれました。

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 20:01| オススメ本!

2005年11月08日

「ネクロポリス」 恩田陸

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怒涛の読み応え。
日本と英国の文化が混ざりあった不思議な国。
死者と再会できる聖地。
死者を迎える行事「ヒガン」での死者と生者の邂逅。
異世界のような地で起こる連続殺人事件。

摩訶不思議な世界が待ち受けています!
最初はあまりにも未知の世界なので戸惑ったけど、上巻中盤で起こる事件までたどり着いたら、あとは一気読み!!
いつのまにか奇妙な世界、アナザー・ヒルに取り込まれてしまって、目が離せませんでした!
それに表紙の装丁がこれまた美しくて、アナザー・ヒルが目の前に広がっているかのよう。
ファンタジーとミステリーとホラーが見事に融合した恩田陸の大長編、ぜひ上下巻まとめて一気に読んでください

 

posted by 三省堂書店 京都駅店 at 20:37| オススメ本!